2017年5月19日金曜日

nexus7とdeep sleep

つい先日、おじいちゃんに貸し出されていたnexus7(2012)が我が家のiPad2と引き換えに帰ってきた。年をとるとやはりiPadの方が使いやすいのだろうか…それはさておき、寝かせておくのももったいないから活用、というか使えないか考えた結果ROMを焼いて遊ぼうという考えに至った。というかやってみたかった。

CM13を焼く


CMとはCyanogenModの略称で、界隈では有名なカスタムROMのベンダー?ブランド?らしい。今回焼くのはそのバージョン13の非公式ROM(個人がカスタムしたもの)。オリジナルのCM13はAndroid6.0.1をベースにしたROMなので、出来上がるのはMarshmallowな端末ということになる。

参考
Nexus7 2012 にAndroid6.0 Marshmallowを導入してみた - 木陰の魚、エビに喰われる

前提条件
  • ブートローダーがアンロックされていること。
    • 起動画面でGoogleロゴの下に解錠された南京錠のロゴが出ていればアンロックされている。

参考
Nexus 7のブートローダーアンロック(Bootloader Unlock)方法 - アンドロイドラバー

  • リカバリにカスタムリカバリ(TWRP)が焼いてあること。

参考
TWRP for Asus Nexus 7 2012 Wi-Fi - TeamWin - TWRP

  • 折れない心を持っていること
  • 自分で責任を持つこと

ラッキーなことに自分はこれを貸す時にごちゃごちゃしたらしくこれらは済んでいた。作業したのは大分前のことなので参考サイトが違うかも。

必要なファイル
  • ROM
    ここ(AndroidFilehost)から2016/08/16のセキュリティバージョンのものをダウンロード。
  • gapps
    ここ(Open Gapps)からARM>6.0>pikoのgapp~.zipをダウンロードする。
  • superSu(なくてもいい。あるとあとでrootが取れる。)
    ここ(xdaフォーラム)からダウンロードする。バージョンは最新でいいはず
手順
  1. わかりやすいディレクトリに必要なファイル一式を転送しておく。
  2. bootloaderから起動、recovery modeを起動してTWRPに入る
  3. Wipeをタッチして下のSwipe to Factory Resetをスワイプ
  4. 作業後Backでメニューに戻り、Installをタップ
  5. 転送したROMのzipファイルを選択。
  6. add more zipをタップしてgappのzipファイルを選択。
  7. もう一回add more zipをタップしてsuperSuのzipファイルを選択。
  8. swipe to confirm flashをスワイプして処理を待つ。
  9. 完了したらReboot systemをタップして完了

再起動すると、初期設定が始まる。終われば晴れて6.0.1!
思っていたよりもぬるぬる動く。アプリの起動が2テンポくらい遅れるけどそれくらい。艦これも動くしかなり満足した。ここまでは。

スリープから帰ってこない問題


いざ使いだしてみると、スリープしてからある程度時間が経つと再起動しなければ画面がつかない。調べてみると、もともとこの機種にはスリープすると再起動が必要になったり起動しなくなる、いわゆるスリープ死の問題があるようだ。GooglePlayストアで買ったものならば交換などの対応があったらしいけど、メルカリで買ったどこのものかも知れないnexus…修理は無理!と言うよりこれがそもそもハードの不良なのかわからない。なので、ソフトで解決できないのか調べてみた。ごちゃごちゃしてみると、どうやらバッテリー節約のためにdeepsleepなる機能があるらしい。機能の詳細はよくわからなかったが、スリープ直後は復帰できることを考えるとこれから復帰するのにえらく時間がかかるのが原因な気がする。というわけでこれを無効にする手段を探した。

それがこれ

Deep Sleep Battery Saver (要root)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rootuninstaller.batrsaver&hl=ja

インストール後に起動して、上のタブからPROFILEをタッチしてプロファイルをOFFに設定する。これでdeepsleepは無効になっているはず。自分の環境ではバッテリー残量が極少でない限り復帰するようになった。めでたしめでたし。

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