BoostnoteとMarkDown記法を本格的に使い始めてほぼ一ヶ月経つので勝手に感想をまとめてみた。ちなみに使いはじめはこんなこと書いていた。
目次
MarkDown記法のいいところ
- ほぼキードードだけで見やすい文章が作れる
- 画像も入れられる
これは自分にとって革命だった。かつて講義のノートをプレーンテキストでとっていたことがあったけれど、少しでも見返すときの視認性を考えるとすぐに手間取り始めて最終的にとるのをやめてしまった。特に数学系の式を多用する講義では絶望的だった。ところが、markdownで書くとキーボードからほとんど手を離さず文書を整形し、修飾することができる。ハイフンを大量に並べてウィンドウサイズが変わったときに見栄えが悪いのに苦しんだりしなくて良いのだ。Wordやその互換ソフトのように修飾するのにいちいち該当箇所を選択して対応するボタンをクリックしたりしなくていい。慣れてみるとこんな素晴らしい記法は無いように思える。html互換の記法なので、記法になくても表示したいものはhtmlのタグを調べれば解決するし、Boostnoteを使っている以上はレポートで使っているLatexの数式表示が使えるので、数式も怖くない。これはぜひ一度触れてみるべきものだ、間違いない。
MarkDownの惜しいところ
- 表示と編集が完全に同時ではない
- 簡略で書けない修飾もある
MarkDown記法はHTMLやLatexのように、「決められた方法で書かれたものを変換するもの」故に完成品を見ながら作業することはできない。エディタにそのような機能があれば別だが、直感的ではないと言われてしまえばそのとおり。人を選ぶとしたらこの点だろう。
また上でも書いたが、htmlのすべての記法が取り入れられているわけではない。例えば下付き文字や上付き文字、中央揃えがいい例だろう。その為、強調や注釈・数式で使いたいときがあるこれらの修飾は<sub>下付き</sub>
などとしなければいけない。タグもすべて覚えていなければ調べるしか無いのでそれが少々手間である。特殊記号も確実に表示するためにはσ
などとしなければいけないのが惜しい。勉強になるからいいじゃん
Boostnoteのいいところ
- シンタックスハイライトが使える
- MarkDownでLatex記法が使える
- 工夫すればノートのクラウド同期できそう
もっぱらコードエディタではなくノートとして使ってるので、その感想が多め。シンタックスハイライトもコード用の「Snippet Note」だけじゃなくて「MarkDown Note」でもボールドとイタリック、タイトルなんかはわかりやすくハイライトしてくれる。htmlのタグを書くともちろんそれに対応した色になる。これが地味に効く。Snippetの方はコードがなんのコードか定義しないと判別してくれないので注意。
講義ノートにも使っているのでlatexの数式モードか使えるのは本当に助かる。$$a = 10$$
のように$$
で挟んで表記するとinlineモード、つまり行の中に数式を入れられる。式だけで独立させるblockモードにしたい時は$$$ \frac{f}{V} $$$
のように$$$
で挟む。ブロックモードで改行する方法がいまだに分からずできるかも未知なのでそのうち調べる。
クラウド同期についてはStorageにDropBox内のフォルダを指定してるだけ。多分うまくいくよ(未検証) (2017-05-15 追記)できました。
Boostnoteの惜しいところ
- .txtか.mdでしか出力できない
- コードエディタで書いても実行できない
これが一番の不満点。File>Export asがあるけど、選択肢は.mdか.txtのみ。つまりBoostnote単体だとMarkDownで書いて整形された文章を、整形された形では出力できない。印刷できればpdf出力はできるんだけどそれすらできないので残念…これをつぶやいたらBoostnote公式にふぁぼられたから、いずれなにかあるかも。同じ理由でSnippet Noteでコードを書いても、.txtで出力して拡張子書き換えないと実行できないのが残念。なにか方法があったら教えてください…
おわり
こういう記事を書くのが難しいことがよくわかった。世の中のブロガーたちはすごい。それはともかくBoostnoteはいいソフトウェアなのでぜひ使ってみてくだされ。
0 件のコメント:
コメントを投稿